数値化の鬼

数値化の鬼 [ 安藤広大 ]

「守・破・離」という考え方

まずは、基本を押さえて、そこから自分なりの考え方や表現を探す。

型があるから、「型破り」が許される。

これを反対にしてしまう人が意外と多い。

まずは、きちんと教えを「守り」、そのあと、その教えから応用を効かせ、教えを「破る」ことが初めて許される。最後には、教えだけでなく、自身の考えを確立して、その教えから「離れる」

数字はお互いの「誤解」をなくしてくれる。

・りんごをたくさん食べた(少し食べた)

・りんごを2個食べた

この違い(情報の正確性)に気がつくだろうか?

数字は感情を切り離してくれる。

感情も当然大切だが、感情に訴えかける言葉だけでしか話せないと、必ず失敗する。

行動量が必要な理由

  • 勝率80%の人
  • 勝率60%の人

どっちがすごいか?と聞かれると

一見、勝率80%の人のように見えるが

  • 5回勝負して、4回勝った人(勝率80%)
  • 100回勝負して、60回勝った人(勝率60%)

勝率60%の人への見え方が大きく変わったはず。

「分母」こそが行動量となり、勝つ回数となる。

「言葉」は過剰 「数字は不足」の世の中

SNSの例のように「言葉」の方が過剰になりすぎている。

誰でも簡単に使えてしまうからであろう。

一方で、世の中に「数字」は不足している。

データを集めたり、意味を理解したり、感情を横におくということは、難しく面倒なことではあるが故に、「言葉」が過剰になっている。

出世しておかないと、「評論家」になってしまう

以前は、たくさんの量をこなしていた人が急に数をこなさなくなるケースがある。

それは、「失敗」が恥ずかしくなるから。

人の脳は、「うまくいく可能性」より、「失敗する可能性」の方が重要度が高い。

1万円もらえる喜びより、持っている1万円を無くす痛みの方が大きくなりがち。

評論家になってしまうと、

「あれはやめておいた方がいい」

「このパターンは失敗する」

などと失敗する情報ばかりが集まる。

その結果、行動量が減ってしまい

「働かないおじさん」になってしまう

「数をこなす」こそ基本中の基本

有名なヒットメーカーやデザイナーも実は驚くほどの失敗をしている。

そのうちいくつかが成功すると、あたかも成功者に見えるが、そうでないのが事実である。

「行動量」は見えない努力だからである。

ホームランを打てば、その日の三振のことは意外とみんな忘れるということ。

「行動量」が重要な理由

「勝率80%の人」と「勝率60%」どっちがすごいか?

一見、「勝率80%の人」の方がすごいように見えるが

5回勝負して、4回勝った人(勝率80%の人)

100回勝負して、60回勝った人(勝率60%の人)

勝率60%の人への見え方が大きく変わったはず。

「仕事ができる人」になる5つのステップ

①「行動量」を増やす。

②「確立」のワナに気をつける。

③「変数」を見つける。

④「真の変数」に絞る

⑤「長い期間」から逆算する

超まとめ要約の最後

変えられるもの(変数)と変えられないもの(定数)を見分ける。

要約を通じて、「読んでみたいな」と思った方は、書店またはネット等で探してみてください。

読書には、その本の内容を理解するだけでなく、読書そのものがリラックス効果・ストレス軽減の効果があります。

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